百鬼夜行に遭った(夢か現か)
夢か現か、百鬼夜行に遭った。
自宅でお風呂上がり、暗い廊下を歩いていたら、ふと場所が変わり、百鬼夜行に遭ったのだ。
見たことのあるような暗い田舎道
私は尻餅付いて座った状態で、前を妖怪達がつらつらと歩いていく
列から抜け、一人の人型妖怪がこちらに来た
「二つ貰っていくぞ、妖怪もどきの人間」
顔を近づけてこう言った後、ニタりと笑ったその顔は、私の大嫌いな人間の顔を全て重ねて出来上がったものに見えた
その顔にゾッとし、寒気と吐き気を覚えて我に帰った。
その後、何か言っていた気がするが覚えていない。
私は風呂上がりの格好で、自宅の廊下に倒れていた。30分位が経過していた。
私は倒れて夢を見ていたのだろう。
椎名林檎の聴きすぎ、京極夏彦や横溝正史の読みすぎで、こんな夢を見たのだ。
暗い廊下の先に、百鬼夜行の提灯の灯りが見えた、気がした。
リアルな声で「二つ貰ったぞ、妖怪もどき」と頭に響いた。
夢か現か、幻視か幻聴か。
もう祭りのあと、全部持っていけばいい。