集められていた写真、思い出した先生のこと
なんとなしに飾ってあったり、しまわれていた昔の写真
それが一つに集められて、机の上に置いてあった
どう考えても自分の仕業だけど、私ではない
時系列順に並べてあって、最初が4歳頃で、最後が大学4年の時の写真
私、私と弟、私と母、弟
この4パターンの写真が数枚あった
幼児~小学校の写真を眺めていたら、涙が止まらなかった
何の涙なのかは、よくわからない
スマホの写真ホルダーの中に、見慣れないものがあった
小学校4年生が終わり、終業式に担任の先生から貰った小さな手紙の文面を撮影したものだった
(こんなものがあったことも忘れていた、どこにあるんだろう…)
読んで、また泣いた
結構泣いてしまった
「先生は(私)ちゃんはもっとみんなの前でいろいろなことを自分からやればいいのになと思います。みんなもそう期待しているよ!」
「自分の気持ちを大切にね!」
この先生は私のことをわかっていたんだと思った
わかってくれている人がいたんだと思ったから、涙が止まらないのだろうか
私は小学校の時、ずっと学級委員だったけれど、全て他薦だった
係やクラブといったものも、自分からやりたいものを選ぶのではなく、誰もやらないものを選んだ
遠足などの班も、誘われたところや人が足りないところを選んだ
教室に飾ってある花に水をあげたり、黒板をきれいにするため、必ず朝一番に登校していた
明るく話すけれど、それは求められればで、求められなければ黙っている
我慢している自覚は無く、自然とそうしていた
空気を読みすぎ、その場での自分の役割を探り、それを果たそうとする子供だった
そういった部分を、先生は感じ取っていたのだろう
見ていてくれたんだな
大人全員に「しっかり者」で片づけられていたと思っていたよ
これをスマホに残してくれたのは、どの私なのだろう
嬉しいとも悲しいとも違う、言いようのない涙が止まらないけど
思い出させてくれてありがとう!
この手紙がどこにあるのか、よければ教えてください
凄く状態がいいので、しっかり保存してあるのかな