解離性同一性障害と、引きこもり
ひきこもり、自傷を伴い再発
引きこもりから数日回復したものの、また引きこもっている。
原因は、回復した束の間に言われた、母からの様々な言葉だと思われる。
今回は自傷のおまけ付きで、腕中がズタボロだ。
先週の受診日、主治医から入院を勧められた。
隣県の大きな精神病院で、EMDRなどのカウンセリング療法も行える病院。
解放病棟で手配するから、と。
正直「行きたい」と思った。
解放病棟(院内)で売店にも行けて、充電もできる。
実家という「トラウマの館」から抜け出し、家族と言う鎖から逃れれば、どれだけ楽になるだろうか。
しかし、基本的に治療のための入院ではない。
休養(逃避)のための入院だ。
長くとも三か月後には自宅に戻らなければならないし、家族と暮らさなければならない。
いまの状況で入院して、病院を快適だと感じてしまったら、私は自宅に戻れなくなる気がする。
一時的には楽になるが、長期的に見たら、苦しむことになるのではないかと。
私は結局、この家に戻るしかないのだから。
いつでも入院できるよう紹介状の準備をしておくと主治医に言われたけれど、その件について母と相談する気力もなく、ただ部屋に引きこもっている。
入院を躊躇する理由は、もうひとつある。
母が、私の医療費に関して愚痴をこぼしたからだ。入院することになれば、止めはしないだろうが、内心は何を思うだろうか。私への心配より、他のことだろう。
これには、申し訳ない気持ちと悲しく寂しい気持ちが、入り混じる。
多分、私は入院はしないだろう。
強制入院にでもならない限り。
解離性同一性障害は、引きこもる
解離性同一性障害の患者は、引きこもってしまうケースが珍しくないらしい。
鬱の引きこもりは「無気力」が主な原因だったりするけど、解離性同一性障害の場合は「恐怖」が主な原因のようだ。
「引きこもり」の原因も色々なんですね、改めて。
引きこもってどう過ごしているかも全く違えば、好ましい対処方法も全く違う。
「引きこもり」問題は、とても難しい。自分で言うのもなんだけど。
話は戻って。
解離性同一性障害(多重人格)の患者が引きこもる場合、「恐怖」が原因のケースが多いということ。
他人への恐怖、幻覚への恐怖、人格交代への恐怖。
周囲へ迷惑をかけることの恐怖、変な目で見られることへの恐怖、自分の知らない自分がいる恐怖、自分の弱さや無力さと対峙する恐怖。
これは私が感じている恐怖だ。
これらの恐怖が原因で、引きこもっている。外に出られない。
フラッシュバックや幻覚、神経過敏には、基本的に治療薬はない。
対処法の無い恐怖に長く晒されるというのは、精神的に堪える。
人間、終わりさえ見えれば、大体のことは耐えられる。
逆に、終わりが見えない苦痛や恐怖には、とても脆い。
日々、痛感している。
HEAR,FEAR,HERE
私の大好きな漫画「BLEACH」に"恐怖"を能力として使う敵がいる。
名前はエス・ノト。最終章(単行本57巻)に登場し、メインキャラを実質殺る。
相手の恐怖心を増幅させ、精神を崩壊・発狂させて殺すという恐ろしい能力。
恐ろしい幻覚を見せるなどして追い詰める…
恐怖に支配されたような今の自分は、エス・ノトの攻撃のカスでも当たってんのかなと、妄想したり。
他にも"致死量"を能力とする敵もいるので、そいつがいたら…なんて、布団の中で妄想したり。
おかしな自分を見られたくない
いま、私の腕は自傷の傷だらけで、肌色の皮膚と傷の面積がイーブンくらいの悲惨なもので、時計を巻くような場所にまで傷がある。
この傷も、出来る限り見られたくない。
幻覚に苦しんでいることも、もちろん誰にも知られたくない。
私がおかしいことを悟られたくない。
…やはり「BLEACH」でも読もう。
私は久保帯人先生の、特に絵の構図や台詞がとても好きです。
魅力的なキャラを作らせたら、天下一品。
素直に「かっけええええ!」と痺れられるので、気分も上がるかもしれない。