解離性同一性障害、複雑性PTSDと診断されている、元物書き。 症状や治療などあれこれ。

それ「幻聴」かもしれません(私以外私じゃないの)

「当たり前」が一番怖い

あらゆることに言えること。
自分では当たり前だと思いこんでいることが一番怖い。

当たり前だと思っているから、特に意識せず、何とも思わず人前で見せてしまい、時に他人を引かせたりもする。

自分では意識していない変なクセとか、異常な金銭や時間感覚だとか。
モラルなんかもそうですね。

 

最近、自分が「心の中の独り言」だと思っていたものが、「幻聴」に分類されることがわかり、大きな衝撃を受けました。

ちらっと、過去エントリーで触れています。

 

jinkaku.hatenablog.com

 

「心の中の独り言」なんてものは、誰にでもあるはず。

口には出さないけれど、声に出さずに喋るアレのことです。
(お腹減った、でも家まで我慢しよう)とか(眠たいな早く終わらないかな)とか。

上記のようなことは、私にもあります。

 

違うパターンもあって、そちらが問題なのです…。

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それ心の声じゃない、幻聴だよ!

(もう帰ろう)とか(ここに来るのはもうやめよう)とか、自分が意図していない台詞が自分の声で再生され、リアルに聞こえてくる(気がする)のです。

耳で声をキャッチする感覚があります。聞こえてくる方向があったり、声の大きさやトーンも時により違います。

 

ついでに、私自身の声同士で勝手に会話が成立していることもあります。
右から「やめたほうがいいよ」左から「大丈夫だよ」的な。

なんなら、聞こえる会話に私が入ることもあります。
右から「買おうよ」左から「いらないよ」私が「使うかなあ」的な。

 

助言もあれば、罵るような言葉もあるし、褒める言葉もあります。
内容は色々ですが、長々と喋ることはなく、短いです。

全く聴こえない日もあれば、いちいちうるさい日もあります。

 

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私以外私じゃない…の?

(これぞ「心の声」なのだな)と思っていたのですが、自分が意図しない台詞が「聞こえてくる」というのは、立派な幻聴だそうで…。

私の場合、解離性同一性障害ですから、聞こえている(気がする)自分の声は、別人格の声だと考えられています。

医師は別人格も含めて「私」ですよ、と言ってはいたけど、聞こえる声は「幻聴」扱いなんだなと。私じゃないんだな…ややこしや…。

 

この歌、まさか…?(ちがうよ

youtu.be

 

聞こえないはずの声が聞こえる場合でも、その声が自分の声だと幻聴という意識を持ちにくいと説明されましたが…まさにその通り。

「心の声」「自問自答」「自分会議」みたいな言葉があるもんだから、自分の声だし、普通のことだと思いこんでいました。子供の頃から。

 

思い込みって怖いですよ。

他人の「普通」にドン引きしている場合じゃありませんよ、まったく。